私が学生の時は、写メなんてなかったので、先生が黒板に書くことをひたすらノートに写していました。最近はどうなっているんでしょう。
自分なりのノートの作り方があって然るべきです。
ただ、何のためにノートを作っているのかについては考えておきましょう。
教師や講師がノートの作り方まで指導する場合もありますが、独学で英語を勉強されている人もいますので、ノートの作り方について見てみましょう。
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見やすいノート
自分で読む文字なので、読めれば特にキレイな文字である必要はありません。
ただ、整然としたノートを作れば考え方も整理されるはずです。
自分でも見直したくないような煩雑なノートの取り方はいけません。
ノートを作るだけで満足しない
キレイなノートをつくると気持ちいいものです。
だからといって、それだけで満足しないで見直してみましょう。
参考書を買っただけで満足してしまって、結局読まないというのはよくあることですね。
ノートをつくることが目的ではない
ノートをつくる目的は、理解を深めたり、忘れないように見直すためです。
逆にいうと、目的を他の手段で達成することができるのであれば、ノートはつくる必要がありません。
更に、先生の言うことをしっかり聞いて理解することの方が大切です。
そうでないと、ノートは残るが、書いてあることが理解できていないというハメになります。
このため、まずは先生の言うことをよく聞く、そして授業後にそれを思い出しながら教材を見直すだけ、若しくは教材に多少注意書きを加えると、復習の際には教材を読むだけで授業を思い出すことができます。
ストーリーで聞く
先生や講師の言うことを理解するには、彼らの発する一言一言を追うのではなく、授業や講義のテーマは何なのか、そのテーマの中の導入を述べているのか、考察を述べているのか、例を挙げているのか、結論を導きだしているのか、大局的に把握するように努めましょう。
そうすることで、授業や講義を一つのストーリーとして覚えることができるので、記憶に残り易くなるという利点があります。
また、特に外国語の授業や講義を聞いていると、聞き取れない単語、知らない単語を耳にすることもあるでしょう。
そんな時も振り回されず、ストーリー全体を理解するように努めておけば、後で見直すときにストーリーから類推することができます。
固有名詞はメモする方が良い
ストーリーとして把握すると同時に、固有名詞についてはメモを取っておくと良いでしょう。
授業や講義中には分からなくても、後で個別に調べることができるからです。
あくまでこれはメモなので、ノートとは少し役割が異なりますが、補足として紹介しておきます。
略字をつくる
授業や講義についていきながらノートを書くのは容易ではありません。
より素早く書き取る必要があります。
こんな時に役立つのが略字です。
例えば、語尾が "ion"となる単語、例えば introduction, information, confirmationなどです。
これらの単語をノートに書く時は、introduct゜, informat゜, confirmat゜と書くことで僅かながら書く時間を短縮することができます。
これらの他にはmenを書く時に♂、womenを書く時に♀とすることができます。
また、「増加する」は↑、「減少する」は↓を使ったり、mountainには山という漢字を使うことで、より早く書くことが可能になり得ます。
ただ、これらの略字の活用は慣れていないと、かえって書くのに時間を要してしまうので、気を付けましょう。
もちろん自分だけの略字をつくってみても良いでしょう。
プラスアルファのノート
私は、授業や講義で聞いたことをノートに書きとるだけでなく、興味を持った単語については別にノートを作っていました。
そのノートには単語の意味や用法だけでなく、それぞれの用法の例文を辞書から選んで書き留めて置きました。
これは、単語とその意味を覚えるだけでなく、実際にその単語を使えるように文章で覚えるためでした。
そしてそのノートを見直す時はその文章を声に出して練習してみます。
この練習を繰り返すことによって実際の英会話でも咄嗟に使えるようになりましたので、オススメです。