めっきり冷え込む日が、続くようになりましたね。
そんな日の夕餉と言えば、やっぱ、お鍋でしょう。
でも、なんだか、浮かない顔で考えごとをしているお母さん。
どうしたのでしょう?
「ママ、今日も、お鍋なんでしょ」と、お兄ちゃん。
「え? ダメ? あったまるし、お鍋、好きでしょ? 」と、お母さん。
「毎週毎週、お鍋じゃあね」
「そうだな、たまには、なんか、変わったもん、食いたいな」と、お父さんまで言い出す始末。
さあて、困りました。
「そうだな、チーズフォンデュなんか、どうだ。こないだ、接待でスイス料理の店に連れて行ってもらった時、出たけど、なかなか美味かったよ」とのお父さんの言葉に、「それ、いいかも」って、お姉ちゃんも乗り気。
「確かに、みんな、チーズは好きだけど、チーズフォンデュって、普通の鍋でできるの? 」
言われてみると、即答できませんよね、チーズフォンデュって、専用の鍋がないと楽しめないのか?
スポンサーリンク
チーズフォンデュはヨーロッパ田舎版B級グルメの代表格
そもそも、チーズフォンデュ自体を私たちが「レア物」的に考えなくなったのって、ここ最近10年程度のこと。
それまでは、チーズフォンデュという名前自体は知られていても、実際に食べる機会って、ほとんどなかった。
チーズフォンデュ。フランス語ではフォンデュ-オ-フロマージュって言います。
スイスを中心とした、ヨーロッパアルプスの聳える地域で食べられていた郷土料理。
いわば、ヨーロッパの田舎版B級グルメの代表格といったところ。
そのような料理に使われている鍋が、ヨーロッパアルプスから遥か10,000Kmも離れている「日本」でざらに見つかるのが、おかしいですよね。
ですから、チーズフォンデュって、専用の鍋じゃあないと美味しくいただけないってイメージが強いと思います。
よく使われる専用の鍋って、それほど大きくはないけれども、厚手の焼き物製で、深め。
たっぷりとチーズをとろかすことの出来る鍋。そんな、イメージがあります。
実際に、スイス料理のお店や、チーズフォンデュ専門店で使われているフォンデュ鍋は、こんな感じでしょう。
もちろん、お店によって、色々なタイプの鍋が使われます。
いずれにしても、あまり、私たちに馴染みのある鍋じゃあないことだけは、確かだと思います。
チーズフォンデュは身近にある鍋で代用できちゃう!
そんな、ちょこっと「特殊な」チーズフォンデュ用の鍋。でも、意外と鍋の代用って、私たちの身近にある鍋でできちゃうんです。
例えば、普通の鍋料理用にどの家にもある、土鍋。
これって、チーズフォンデュ用の鍋とサイズが違うだけで、基本、同じ機能をもっているんです。
チーズフォンデュを美味しく作るために欠かせないことって、チーズをトロトロに溶かすこと。
温まりにくくても、保温性に優れて熱がこもりやすい土鍋って、うってつけ。
チーズフォンデュ専用鍋にも、陶器製が多いのも、頷けます。
「あのさぁ・・・うち、土鍋ってもんさえ、ないんだけど」そんなご家庭でも、大丈夫。
土鍋の他にもホットプレート、アルミフォイルの鍋などでも、チーズフォンデュって、つくれちゃうんです。
焼肉って、大人気メニューですよね。
外食してもいいですけど、スーパーで美味しいお肉を特売していた週末など「我が家は焼肉屋さん」って感じでしょう(某食品メーカーもCMみたいですね)。
そんな時のために、ホットプレートって、どの家にも1台はありますよね。
アルミフォイルの鍋。
「これって、もしかして、スーパーの店先に並んでいる、1個200円位で売ってる鍋焼きうどんの、あの、鍋? 」
そうです、それですよ。
ほらね、いくらでも、身近にチーズフォンデュの鍋の代用品って見つかるんです。
チーズフォンデュの代用はどれも使い方は同じ
土鍋を使う場合、チーズを入れてカセットコンロやIHヒータの上で、チーズをトロトロとゆっくりと溶かして食べます。
アルミフォイルの鍋を使う時も要領は、土鍋と同じです。
何よりも、アルミフォイルの鍋を使うと、食べた後はそのままポイって手軽さが、便利この上ないでしょう。
チーズって、鍋に焦げ付きやすいんです。
その後始末、面倒くさいっていう人、少なくないと思います。
ホットプレートを使う場合は、ホットプレートの上にグラタン皿のような耐熱皿を置いて、その中でチーズを溶かします。けっこう、簡単にできちゃいますよ。
「ホットプレートもないわい」って声、聞こえました。大阪の人でしょうか。
でも、大阪の人って、必ず、たこ焼き器、持っていますよね。それ、使えますよ。
ホットプレートと同じ使い方で、チーズフォンデュを楽しめちゃうんです。
まとめ
こうしてみると、手近な鍋で、チーズフォンデュを楽しめることが分かりますよね。
今年の冬は、チーズフォンデュで温まるのも、いいかもしれませんね。