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薬師丸ひろ子がブレイクした『セーラー服と機関銃』ネタバレ感想

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ネタバレ含みますのでご注意ください。

余りにもテレビCMでしつこい位に「カ・イ・カ・ン」のインパクトが強すぎて、『セーラー服と機関銃』は、タイトルは有名だけど、内容はすっぽり忘れていた。

改めて見て、ストーリーはある日突然にヤクザの組長になってしまった少女の物語で、昔ながらの任侠を扱っており、どちらかというと荒唐無稽ではあるけど、薬師丸ひろ子が主人公と同じ高校生であったことからいい味だしてますね。

セーラー服のスカート丈が長く、時代を感じさせますが、彼女がブレイクした作品だけあって、随所に魅力が散りばめられている。

ボイッシュなショートカットもよく似合っています。

機関銃で撃ちまくるイメージがあるけど、実際には、ワンシーンのみ。

しかも、人は殺していない。

だからなんで、「カ・イ・カ・ン」なのか?

うっとりと陶酔した彼女の表情が物語ってます。

そんな『セーラー服と機関銃』のあらすじと感想をご紹介します。

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『セーラー服と機関銃』あらすじ

予告動画はこちら ↓ ↓ ↓ ↓


星泉(薬師丸ひろ子)は交通事故で死んだ父の遺骨を抱いて火葬場から自宅マンションに戻ると、マユミ(風祭ゆき)が待っていた。

どうやら父の愛人らしい。

翌日、泉の通う学校にヤクザの集団がやってきて、彼女を組の事務所に案内。

泉はヤクザの目高組四代目組長になってしまう。

組員は佐久間(渡瀬恒彦)、政(大門正明)、ヒコ(林家しん平)、明(酒井敏也)の四人だけ。

泉は佐久間に連れられて、地域一帯を仕切る大ボス・浜口(北村和夫)のいる西新宿の高層ビルにあいさつ回りに行く。

そこには目高組の宿敵である松の木組の関根(佐藤允)がいて、ひと悶着。

その夜に、目高組の事務所に拳銃が撃ち込まれる。

泉の原動に学校側に知られ、退学処分に。

刑事の黒木(柄本明)が泉に父親の死因について訪ねてきた。

空港近くで亡くなるのは、密輸がらみで殺されるケースが多いからである。

自宅に戻ったところ、何者かに部屋を荒らされた模様。

同居していたマユミは姿を消す。

泉を乗せてバイクを走って、付き合ってくれたヒコが翌日、事務所の前に死体となって置かれていた。

泉は関根の指金と思い、事務所に乗り込み、返り討ちに合い、生コン責めに。

ヘロインの在りかを探る為に、太っちょ(三國連太郎)の配下・萩原(寺田農)が泉のマンションに現れ、ボディーガードとしていた明を射殺後、泉を山中の屋敷へと連れていく。

太っちょがヘロインの所在を吐かせる為に地雷踏みの拷問にかける。

そこに、マユミが現れ、救ってくれる。
彼女は太っちょの娘だった。

父親をヘロインの運び屋に仕立てていた。

刑事の黒木も太っちょの手下で、ヘロインの在りかを聞き出すために殺害したのだった。

マユミはヘロインの在りかを泉の自宅にあることを告げる。

水に溶かして、瓶に入れていた。

早速、黒木が泉の自宅へと向かう。

泉を救出する為に佐久間が現れ、銃撃戦。

太っちょはマユミに殺される。

黒木は萩原の裏切りによって殺害され、ヘロインが入った瓶は浜口の手に渡ってしまう。

泉は佐久間と政を連れて、浜口のいるビルに乗り込む。

機関銃を乱射し、ヘロイン入りの瓶を粉砕。

浜口側も応戦し、政が撃たれてしまう。

泉は佐久間と解散式を挙げる。

それから数か月後、なんと泉は佐久間の死体と対面することになる。

喧嘩の仲裁に入って刺され、殺されたのだ。

泉は佐久間に口づけをする。

『セーラー服と機関銃』感想①:薬師丸ひろ子

冒頭の火葬場の一角でブリッジして『カスバの女』を歌うシーン。

窮地に追い込まれ渋々了承し、震える声で四代目組長になることを宣言するシーン。

父の愛人であるマユミと初めて会って動揺するシーン。

クレーンに吊るされて、足をバタバタとさせながら生コン責めのシーン。

敵地に乗り込み機関銃を乱射して呟く『カ・イ・カ・ン』等、演技が上手い下手という以上に全身の表情が輝いていて、薬師丸ひろ子が等身大で演じている。

作りこんでいない素の部分が出ていて、はつらつとしていますね。


出典:http://www.kadokawa-pictures.jp/official/serahukutokikanjyu/

『セーラー服と機関銃』感想②:長回し

長回しのシーンが結構多いことに驚いた。

暴走族が走っているところ、林家しん平が止めて、バイクを借り、薬師丸ひろ子と二人乗りで公道を走る5分位のシーン。

ぶっつけ本番のライブ感が出ていて、これ、道路許可貰っていなくて、ゲリラ撮影なのかと思ってしまう。

エンディングでセーラー服姿に赤いハイヒールを履き、伊勢丹新宿店前の歩道で出会った子供と拳銃ごっこしていると、街を歩いていた人が彼女を取り囲まれるシーンもよく見るとすごいことするなぁと。

まず、これも無許可でやったと思われるし、今東京のど真ん中でこのような撮影は難しい。

アップやカット割りが少ないのが特徴的で、役者の前身の動きを丸ごと捉えている。
そのこともあって、撮る者、演じる者の息遣いが見ていて感じ、映画を活気づけている。

『セーラー服と機関銃』感想③:キャスティング

キャスティングも役柄と合っていて見事!

漢気溢れる、義理人情が熱い佐久間は、渡瀬恒彦にピッタシ。

飄々とした二重人格の黒木刑事を演じ切る柄本明。

風祭ゆき演じるマユミのはすっぱさ。

存在感が半端ない太っちょこと三國連太郎。

最初、髪がフサフサだったことから気づかなかったけど、独特の喋りで気づいた酒井敏也。

そして、個性的な面々にひけを取らない薬師丸ひろ子。

こうして見るとすごいキャスティングだなと再認識。

まとめ

これは、相米監督の映画愛が産んだ最高傑作。

何度かリメイクされているけど、あの雰囲気を出せるのはやはり、薬師丸ひろ子以外にいないと感じた。

今の感覚ではまず不可能かな。

主題歌がなんといっても秀逸で、80年代を満喫できて最高。

ヤクザの生きざまと、思春期の少女の成長を同一線上にして、対比させたのは流石としか言いようがないですね。

アイドルが主演なのに、肝心の顔がアップにならず、控えめで顔が見えにくいシーンが多い。

それが返って、彼女の小ささがクローズアップされ、周囲の環境に押し流されようとも、必死にもがきながらも生き抜いていくというしたたかさが出ている。

だから今でも、単なるアイドル映画の枠を超えた作品として、語り継がれているのだと思う。

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