英語

英会話で言葉に詰まったら・・・ 動詞を活用しよう!

日本人が、英会話で言葉に詰まる原因は、いくつかありますが、最大の原因は、英語と日本語の違い、特に語順の違いです。

それ以外は、語彙や文法の知識不足、実践経験の不足、遠慮がちなどの文化的違いなどです。

最初に、語彙の不足で言葉に詰まった場合の対処方法を紹介しましょう。

たとえば、何かを「探す」という場合、search、seekなどの動詞を使いますが、このような単語を思い出せなくても、“look for”という表現を使えば完璧な表現になります。

英語では、このように比較的簡単な動詞で、やや難しい動詞の代わりをさせることができ、会話ではその方がむしろ好まれます。

動詞の前後に前置詞が付く場合が多いですが、前置詞の違いで意味がまったく変わったりします。

したがって、1つの簡単な動詞を多目的に使えることになります。

平易な動詞句に置き換える

 

その他の対処方法

1)つなぎ言葉

日本語の「えーっと…」や「あのー…」といったつなぎ言葉(Hesitation devices)で、時間稼ぎをする人がいますが、これはやめた方が良いです。言葉に詰まった時、日本語で考える癖をつけてしまうからです。

インタビューなどの場面で、“you know”を何度も何度も繰り返す人をテレビで見たことがあると思いますが、これも止めねばなりません。聞いている人に不快な印象を与えます。元々、知らないから聞いているのに、「お前、知っているだろう。知っているだろう。」と繰り返している訳で、失礼な話です。時々、“well”とか“I mean”という程度ならば許せるでしょう。

 

2)文または話の順序

英語は、小概念(ミクロ)から大概念(マクロ)へ並べるのが、通常の流れです。

例えば、住所は、部屋番号、建物名、番地、町名、都市名、群・県名、郵便番号、国名という順番に表記します。

マクロからミクロへ向かう発想の日本人から見ると、郵便配達員は、下から見なければ目的の住居へたどり着けない訳で、はなはだしく不合理に見えます。

事実、不合理だと思いますが、これが彼らの慣習なのですから、仕方ありません。

英文でも同じです。次の英文・日本文を比較して下さい。

“I studied Criminal Justice System at the graduate school of Boston University, Massachusetts, United States, from 2006 to 2008, after I retired a Japanese private company in Tokyo, when I was over 60 years old.”

「私は、60歳を過ぎてから、東京のある日本企業を退職した後、2006年から2008年の間、アメリカのマサチュセッツ州のボストン大学大学院で、刑事司法制度を学びました。」

次は、どうですか?

“I met the Japanese lady who suffered from altitude sickness, at the hotel in Cusco with an altitude of 3,400 meters above sea level, near the Machu Picchu, the Peruvian Historic Sanctuary, in Peru, where I visited on sightseeing for about a week from New York, when I was studying jazz saxophone performance at a music school in Queens, New York City.”

「私は、ニューヨークの音楽学校で、ジャズ・サクソフォーン演奏の勉強をしていた頃、観光で約1週間ペルーを訪問し、その歴史的聖地マチュピチュに近い、海抜高度3,400メートルにあるクスコのホテルで、高山病に罹っていた1人の日本人女性に会いました。」

日英で、語順がこれほど違う、というか、ほとんど真逆になってしまっています。

したがって、もし、上記日本語の文をこの順に、英語に訳して話し始めると、英米人にとっては、何を言いたいのかが最後まで分からず、イライラすることでしょう。

彼らが、最初に言ってほしいのは、「私が、高山病に罹った、1人の日本人に会った。」ということであって、「どこで」、「いつ」、「なぜ、そこで」などという情報は、後から順に発言してくれれば、あるいは興味がない事項は、発言してくれなくても構わない、というスタンスなのです。

文章を書く場合も、発言する場合も、英語に限らず西洋言語はすべて、話題の核心(中心的事項)から始めねばなりません。

したがって、執筆者も話者も、核心から周辺へと論旨を展開していく必要があります。

そのため、英会話で言葉に詰まらないためには、単語・フレーズ・文法知識の不足をカバーするだけでなく、常日頃、日本語で物事を考えている時も、ミクロからマクロへ、核心から周辺へ、という順序で日本文を構成し、その順に口に出して言えるよう、練習しておく必要があります。

Yes/Noで回答するような質問に接した場合、まずYesまたはNoと回答し、その後必要に応じて、説明を付け加えるという仕方も、まったく同じ考え方です。

この語順の逆転現象を、日本語で実践できないと、いつまでも英会話で言葉に詰まるトラブルから解放されません。

3)海外では日本人同士の会話を避ける

せっかく海外へ出かけても、日本人同士でつるんで、現地の外国人と英語で話をしようとしない日本人ビジネスマン、留学生、観光客が大勢います。

機会を捉えて、できる限り現地の人々と様々な話題について話し、言語のみならず、その他の文化・歴史・民俗・慣習・産業・観光などに関する知識を増すよう努力すべきと思います。

その過程で、いわゆる“Japanese English”と現地の“Local English”との違いを発見できるでしょうし、自らの英会話力の向上も図れます。

まとめ

わが国は、ガラパゴス化して生きていけるほど、資源・人材・資金・情報が豊富な国ではありません。

したがって、人的・物的・資金的・情報的な国際交流は、今後ますます重要になっていくでしょう。

その際、真っ先に求められるのが、「コミュニケーション力」です。最も容易な外国語である英語での会話力を向上させることで、明るい未来が開けると確信します。

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