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星よ導きたまえ『里見八犬伝』ネタバレ感想

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これは、もうやばい、最高です。

千葉真一を筆頭に、志穂美悦子、真田広之、大場健二と正に、JACアクションの集大成と云っても過言ではない。

千葉真一が登場するだけで、画面が引き締まり、存在感のある俳優さんだと改めて気づかされます。

今、ここまで動けて、演技ができる役者さん達を揃えるのは、難しいです。
それだけに、貴重な作品。

CGが主流となっている現代の撮り方と違うことから、当時の特撮を見ると違和感があるのは歪めないけど、この造り物とわかる特撮感満載なところがまた堪らない!

監督が深作欣二とあって、エンターメントに徹したアクション映画になっています。

時代考証を完全に無視した特殊な時代活劇と全編に漂う妖艶なエロスに子どもながら、ドキドキしながら観たのを覚えています 。

80年代を代表する角川映画黄金期の代表作。

そんな『里見八犬伝』のあらすじと感想をご紹介します。

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『里見八犬伝』あらすじ

予告動画はこちらになります。 ↓ ↓ ↓ ↓


悪霊『御霊様』に仕え、不死身の妖怪となった玉梓(夏木マリ)、蟇田泰藤(目黒祐樹)の母子は、かつて里見義実によって、討ち取られた恨みを抱いて、館山城に攻め入る。

里見家は滅ぼされ、静姫(薬師丸ひろ子)だけが生き延びる。

彼らの狙いは、静姫の生き血を『御霊様』に捧げることであり、その為姫を何処までも追う。

身なりを変えて逃げる静姫は、巡礼姿の二人連れ、犬山道筋(千葉真一)と犬村大角(寺田農)に出会う。

かつて、里見義美は、暴虐を繰り返し、領民を苦しめている、蟇田定包を討ち取り取る為に城に攻め入るが、力尽きて代わりに、飼い犬である八房に定包の首を討ち取れば、娘の伏姫を嫁にするといって、八房は定包の首をとる。

八房は約束通り伏姫を嫁とし、山奥へと向かう途中、義実は約束を反故し、軍を使わして、八房を仕留めようとしたところ、伏姫がかばい死んでしまう。

その伏姫の体から仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字を刻んだ八つの霊玉が飛び散る。
この二人は、里見の姫を守るために、霊玉が八人の剣士となって蘇えたのだ。

残る六犬士を探し出して玉梓たちと戦うことを誓う。

旅を続けるうちに、やがて犬坂毛野(志穂美悦子)、犬塚信乃(京本政樹)、犬飼現八(大葉健二)、犬川荘助(福原拓也)、犬田小文吾(苅谷俊介)らが現れ、総勢七人となる。

ところがその途中で、親兵衛(真田広之)が、静姫をさらってしまう。

親兵衛は泰藤に、静姫を連れてくれば侍にするといわれ実行したが、泰藤の兵たちの領民に対する所業を目にして、親兵衛に正義の心が戻る。

親兵衛にも手のひらに光り輝く『仁』の文字が見える霊玉が現れる。

彼こそ八人目の犬士・犬江親兵衛。
やがて、八犬士たちは、『御霊様』打倒に館山城に攻め込む。

『里見八犬伝』感想①:親兵衛

真田広之演じる親兵衛は、愛する静姫の救出と討ち死になった仲間の仇を討つために大暴れする。

親兵衛は、小悪党から全くの悪になり、そして、霊玉が現れ、善人となって戦い、愛する人の為に使命感に燃え、最後、自分の立場をわきまえて静姫をお城に届けなければならない。

城の門の前では、ズラっと侍が並んでいる。
親兵衛は、その侍になりたかった人間。

その中に最愛の静姫を送り届けた後、姿を消せなければいけない気持ち。

今ならまだお城に引き返せることが出来る、静姫を連れ出すこともできるんだという思いをグッとこらえる親兵衛の気持ちは何とも言えなかった。

親兵衛が一番魅力的に見えた部分かな。

この場面の前に、妖怪軍団と戦い、静姫を救出し、七犬士たちが犠牲になっている。

その後だから、余計に感情移入できるんですよね。


出典:http://www.kadokawa-pictures.jp/official/satomihakenden/

『里見八犬伝』感想②:アクション

真田広之の殺陣やアクション、そして身のこなしは本当にすごいと再認識した。

躍動感のある殺陣は、すごくきれいだし、芝居がかった動きも、この映画では、なぜか心地よく見られた。

あれだけ動けて、感性と肉体の両方を持ち合わせているということでは、稀有な存在。

殺陣でいうと桜吹雪の舞い散る中で志穂美悦子の殺陣は見応えがあります。

ただ、桜吹雪が舞い過ぎてしまい、人物が見えにくいですが、激しい殺陣を最大級見せる演出なのでご愛嬌です。

今の女優でこんな殺陣が出来る人まずいないですからね。

カッコよすぎて惚れ惚れしてしまいました!

後、薬師丸ひろ子が、普通に乗馬を乗りこなしていることが凄い。

アップ撮りではなく、背景をバックにして、颯爽と走っています。

いまどきのアイドル・女優には絶対無理ですし、事務所サイドがやらせないでしょうね。

『里見八犬伝』感想③:特撮

大きいムカデと戦ったり、薬師丸ひろ子が大蛇に連れ去られたりとあるけど、これは、特殊効果のひとつにあたる操演というものです。

ピアノ線などのワイヤーを巧みに操り、怪獣を動かす感じは、職人技ですね。

通常のミニチュア撮影と違い、人間を絡めたセットの中で戦うという設定は、今までにない試みであったことから苦労が多かったとのこと。

『里見八犬伝』は、日本で初めて特殊メイクを使った作品。

当時、アメリカ映画には、特殊メイクが映画の最大の見せ場を作っていたもので、ワクワクして見たものです。

老婆が顔から大ムカデが飛び出すシーンを始めて見た時、迫力満点の映像に衝撃を受けた。

まとめ

過去にも何度か映画化されたり、ドラマ化されたりしているようですが、私にとって、『里見八犬伝』と言えば、薬師丸ひろ子のこの作品ですね。

公開が83年とあって、『スターウォーズ』を意識した作りになっている。

館山城に攻め込んでからのラストの大立ち回りと特撮の絡みには、力がこもっています。

深作監督は、当時アイドルであった薬師丸ひろ子を情け容赦なく使っている。

例えば、真田広之とのラブ・シーンも手加減しないで、しつこく撮っています。

薬師丸ひろ子が終始目をつぶったままで、初々しい演技が見ものです。

『里見八犬伝』が観れる動画配信サービス

動画配信サービスには興味があるんだけど、どれも似通っていて区別がつかない。

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