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映画『ダーティハリー2』のあらすじと感想をご紹介します

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ネタバレ含みますのでご注意ください。

クリント・イーストウッド主演のシリーズ第二弾にあたる本作。

前作のハードボイルドの要素は薄まり、活劇映画に仕上がっている。

そのことから、みどころ部分が多いですね。

特にマグナム44をぶっ放すシーンが多く、やはり、このカッコよさは堪らない!!。

『荒野の用心棒』や『夕陽のガンマン』等の西部劇において、主役を演じてきた人なので、銃を持った時の仕草やポーズ、身のこなし方を徹底的に研究し、この『ダーティハリー』において確立しているように見える。

ただドンパチを繰り広げるだけという野暮ったいものではなく、クールに敵を仕留める動作は、紳士的に見えるから不思議。

第一作の内容を否定するような意味合いがある内容なので、比較してみる面白さがありますね。

そんな『ダーティハリー2』のあらすじと感想をご紹介します。

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あらすじ

動画はこちらになります。 ↓ ↓ ↓ ↓


舞台はサンフランシスコ。

証拠不十分で無罪となった、ギャングのボス・リッカ。彼と弁護士の姿を見たマスコミや市民は怒りと抗議の声。

それを追い払うかのように、急いで車の中に消えるリッカの姿。

この模様をTVで見ていた男が、白いヘルメットに黒のサングラス、革ジャンを羽織り、出かける。

リッカと弁護士を乗せた車に白バイが追いかけてくる。運転手はゆっくりと脇道へ車を停めたと同時に、射殺される。

その後も法の盲点をついて、あくどい商売で生計を立てていた連中が殺されていく。

度重なる事件に手を焼いていた市警察は、かつて殺人課にいたハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)を呼び戻し、捜査の一員に加える。

犯行現場の様子から、一発で殺せているのに、あえて六発撃ち込んでいる。

至近距離から撃っている事と、免許証があったことから、犯人は警察内部の人間ではないかとハリーは考える。

ハリーはブリッグズの指示により、一連の犯行の容疑者の一人として思われるフランク・パランシオの監視を始める。

その矢先、同じく監視をしていたガズマンが殺害された。

現場近くにパトロール中であったチャーリーが、ガズマンを殺害した白バイ警官と出くわしたことによって射殺される。

ハリーは一連の犯行が、パランシオではなく交通巡査の犯行であるとブリッグズに伝える。

しかし、ハリーが疑っていたチャーリーが殺害されたことをブリッグズから聞かされ、呆然とする。

その現場に、たまたま通りかかったデイビス(デヴィット・ソウル)がいたことに、ハリーは不振を持つ。

市警察の射撃大会において、ハリーはあえて誤射をする。目的はデイビスが使用している拳銃を使い、弾倉を調べること。

条痕のテストした結果、チャーリーが殺されたものと似ていることから、再度ブリッグズを立ち会わせてテストする。

正確な証拠としては不十分なことから、正式に鑑定をするよう手配するとブリッグズは言う。

それと同時に、弾の出どころを尋ねるブリッグズ。ハリーは確証を得るために、デイビスの弾であることは伏せていた。

ブリッグズから、ハリーにパランシオの一斉摘発の指示があり、デイビスとスイートを助手として要請する。

ハリーは相棒のアーリー(フェルトン・ペリー)に、デイビスとスイートの見張りを頼む。

パランシオの事務所に、「警官に変装した連中が襲う」とタレコミが入る。

ハリー達は、パランシオの事務所へと向かう。

事務所に訪ねたスイートが、ドア越しに待ち構えていたパランシオによって射殺される。

パランシオたちの応酬が始まった。デイビスは単身で事務所に乗り込み、パランシオ一味を射殺。

その隙に車で逃走しようとするパランシオ。ハリーは車のボンネットにしがみつくが振り切られる。

パランシオは、クレーンに突っ込んで死亡。

逮捕状を出して容疑者が殺害されたことに署長はハリーを査問にかけることになる。

ハリーはパランシオがいきなり撃ってきたことから、タレコミがあったことをブリッグズに進言する。

ハリーはチャーリーが撃たれた弾と射撃大会でデイビスから借りて使った弾と同じであることをアーリーに告げる。

パランシオに警察の捜査が行くとタレコミをしたのは、ハリーたちを殺す為。

ハリーはアーリーに身の危険が迫っていることを忠告する。

駐車場に車を停めたハリーの前に、デイビス・グライムズ・アストラカンが待ち構えていた。

なぜ、12人も殺したのか問い詰めるハリー。

デイビスは、「世間が納得する犯罪者を殺害したまで」と話し、味方につくか、それとも敵かと忠告をする。

用心のために郵便受けを調べたら不審なものがあること気づく。プラスチック爆弾が仕組まれていた。

ハリーは急いで、アーリーに連絡するが、一足遅く郵便受けを開けてしまい死んでしまう。

ハリーは郵便ポストに爆弾が仕掛けられたことをブリッグズに連絡をする。

ブリッグズがハリーに部屋に訪ね、車で移動。運転中のハリーに拳銃を突きつけるブリッグズ。

なんと彼が、デイビスたちのリーダーだった。

ブリッグズは「社会の敵は残らず処刑する」と豪語する。だから仲間になれと強要されるが、ハリーはきっぱりと断わる。

後方に、白バイが尾行している。ハリーは隙をついて、ブリッグズを殴打して気絶させる。

追手の白バイとカーチェイス。

坂道での追撃戦の後、ハリーは造船所に逃げ込み、血みどろの戦いの末、一味をやっつける。

イーストウッドのアクションに魅了される

本作が制作されたのが1973年(昭和48年)、イーストウッドは1930年(昭和5年)生まれで、当時43歳。

まさに完全に油の乗っていた時期とあって、スターのオーラがビシバシ伝わってくる。

スタントなしの体当たりのアクションが印象的。

パランシオが運転する車に飛び乗り、ボンネットにしがみ付き振り切られるまでのシーンは短いけど、迫力満点。

運転するハリーに拳銃を突きつけるブリッグズとの攻防は緊迫感があって手に汗を握るね。

白バイと繰り広げるカーチェイスは、車載カメラを多用していることで、リアルにイーストウッドが運転している様子が伺えてテンション上がる。

サンフランシスコの坂道を利用していることから『ブリット』を彷彿し、好きなシーンですね。
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本当の正義とは何かを教えてくれる

本作は、前作におけるハリーの行動を否定している。え方は違うけど、根本的はテーマは人権が大事だということ。

前作では、警察の煮え切らない捜査方法では、スコルピオを捕まえることが出来ないと判断したハリーが最後、直接対決によって処刑する。

それは、法律では裁くことが出来ない凶悪犯に対する憎悪による行動。

本作は、警察の人間が法を無視して、悪党を処刑する。かつての自分と同じような考えを持った警官たちと戦うことになる。

白バイ警官たちは、ただ単に悪い奴を排除したいから殺すだけ。確かに、悪党を容赦なく殺していくのは観ていてスカッとする。

しかし、ただやみくもに悪党だからといって殺すのは、警察官としてどうなのってなるよね。

ハリーはその行為に警官の権限の範囲を超えた行いを「悪」と判断し立ち向う。

 

ここに、本当の正義とは何なのかを伝えている。

素材を活かすのが上手いテッド・ポスト監督

テッド・ポスト監督といえば『続・猿の惑星』が有名。『ダーティー・ハリー2』もヒットした作品の続編。

共に第一作目が余りにも偉大過ぎてしまうことから、どうしても陰に隠れる形になってしまう。

両作品ともに共通しているのは、第一作の良いところを活かして新たな見せ場が色々と工夫されているところ。

例えば『続・猿の惑星』では、世界観が同じで、主人公が変えるという斬新な設定。

『ダーティハリー2』では、ハリーのプライベート部分が描写され、人間味を全面に出しているところかな。同じアパートに住む、サニーに誘惑されアッサリ関係をもつところは面白いね。

推測だけど、あえて作家性を主張しなかったことが良かったのかな。

長回しや、ストップモーションの多用など監督のこだわりがなく、いい意味で誰がやってもこうなるだろうなという演出の仕上がりから感じた。

[box class="blue_box" title="長回し"]カットせずに長い間カメラを回し続ける映画技法のひとつになります。[/box]
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/長回し

[box class="red_box" title="ストップモーション"] 映像を静止させて表現する映画技法のひとつになります。[/box]
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ストップモーション

限られた予算内で確実に観客に受ける映画を仕上げる手腕が、評価されて本作の監督に抜擢されたと思う。

職人監督の手本のような人なので、もっと再評価されてもいいように思いますね。

オープニングタイトルがとにかくカッコイイですね。

真っ赤な背景に映るマグナム44。

最後、イーストウッドが語り掛けて画面に向かって発砲する。何とも粋な演出。

これで、否が応でもマグナム44の威力が刷り込まれるよね。

だから余計に、本編でイーストウッドが、悪人たちをぶっ放すシーンが引き立つ。

テーマ曲も、ミステリアスな雰囲気が作品と合致し申し分ないね。

オープニングタイトルの動画はこちら。 ↓ ↓ ↓ ↓

この曲を作ったラロ・シフリンって人のことを恥ずかしながら今まで知らなかった。

調べてみたら、『燃えよドラゴン』、『ブリット』、『スパイ大作戦』とアクション系の曲を多く手掛けているんですね。

どれも、ツボを抑えた名曲ばかりなので納得。

第一作との比較をしてみた

本作における犯人は、第一作のサイコパス的な殺人鬼とは違い、法律も盲点を利用して、悪事を働く犯罪者をかたっぱしから処刑していく警官たち。

第一作で、法律の矛盾によって怒りを覚えたハリーとの共通点がある。

白バイ警官たちとの対決が、本作における「本当の正義とは何か」をテーマとしており、見所の一つ。

今回は、ハリーの人間性を見る事も出来る。

例えば、ハリーの友人で別居中の奥さんや同じアパートの住人・サニーとの関係は、反骨心をむき出しにした一匹狼の印象から、大分変わって親近感が持てる。

作風も現代版の西部劇を思わせる渋めのテイストであるのに対して、娯楽要素を多く取り入れている。

ハイジャック犯やスーパーマーケット強盗に対しての鎮圧・デイビスとの射撃大会による勝負、白バイとのカーチェイス等々、見所は満載。

単純な第一作の延長でないところが、シリーズ化につながったのかなと思う。

まとめ

クリント・イーストウッドの当たり役となった『ダーティハリー』シリーズの第二弾。

本作においても、マグナム44を手にして、悪党たちを仕留めていく姿はカッコイイ。

スケールも前作よりパワーアップして、イーストウッドのスタントなしの体当たりアクションは、一番の見どころ。

犯人も警察の内部の人間による設定が斬新で、多くの作品に影響を与えている。

確かに前作と比較すると、インパクトの強い犯人ではないことから、物足りない部分がある。

しかし、ストーリーも娯楽作品に徹していて、肩の凝らない良質なアクション映画になっているので、私は好きです。

後、『ダーティハリー』についての記事も書きましたので、合わせてご覧ください
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『ダーティーハリー2』が観れる動画配信サービス

動画配信サービスには興味があるんだけど、どれも似通っている。

いざ申し込もうとしても、付加価値がわかりづらいので、自分でわざわざ調べるのも面倒。

他にもやることがあることから、どうしても後回しになってしまう。

私も動画配信サービスを決めるにあたり、色々調べるのが面倒で、放置していた経験があるのでよくわかります。

映画好きなあたたであれば、配信本数が100,000本以上と競合他社と比較してもトップレベルであるU-NEXTを選択すればまず問題ないです。
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そこで、まず気になる料金体系を表にまとめました。

月額 1,990円+税(毎月1200ポイント付与)
本数 120,000以上(約40,000本はレンタル)
形式 月額見放題+個別課金(レンタル)
お試し期間 31日

この表を見てまず思うのが、「毎月2,000円近くも払うのはもったいないなぁー」と感じるはず。

確かに、他の動画配信サービスと比べても高いです。

でも、その金額に見合うだけの付加価値を簡単に紹介しますね。

新作映画が早く見れる

基本料金が、他社と比べて高いことは一見弱点のように見えますが、他社の配信サービスでは観ることができない作品をいち早く観られるという強みは大きいですね。

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クレジットカード以外の決済方法がある

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個人情報の流出に関する事件が後を絶たないことから、自分の身に降りかかったら怖いですからね。

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Amazonギフト券やiTunesカードと同じ形態でコンビニなどで販売されており、レジに持っていき購入するかたちです。

詳しくはレビューに書きましたので参考にして下さい。
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映画館でポイントを使えるのは、頻繁に映画を観る人には、とても魅力だと思う。

映像は「フルHD」を採用して、クリアな画質

『フルHD』とは、フルハイビジョンの略。

簡単にいえば『HD(ハイビジョン)』よりきめ細かくなった美しい映像です。

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Blu-rayと同様の解像度(1080p)を配信していて、レンタルDVDと比べても高画質の映像を楽しむことができる

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iPhoneを開発したAppleのCEOであったスティーブ・ジョブズも言っていますが、最も大切なのは、自分の心と直感に従うこと。

時間が過ぎるのは早いです。

自分の意志で、充実した毎日をあなたに送ってもらいたいです。

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