ネタバレ含みますのでご注意ください。
久しぶりに観たけど、やはり『ロボコップ』はカッコいいですね。
ストーリー展開も王道ですが、テンポも小気味よく起承転結がしっかりして引き込まれ最後まで見てしまいます。
悪役もいかにも悪役としていて、わかりやすい。
ただ、腕が吹っ飛んだりする残酷描写がたくさんあるので、そのようなものに苦手意識がある人や、小さいお子さんと一緒に鑑賞するには注意が必要かな。
それを差し引いても非常に完成度の高いアクション映画という印象です。
個人的には、同時期で似通った『ターミネーター』も好きですが、『ロボコップ』のほうが好きですね。
80年代を代表とする伝説的な名作です。
そんな『ロボコップ』のあらすじと感想をご紹介します。
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あらすじ
動画はこちらになります。↓ ↓ ↓ ↓
物語は近未来デトロイトが舞台。
過去に自動車産業の発展を誇ったこの街はかつての面影はなくなって犯罪都市となっていた。
民営化された警察も含め、街全体が巨大企業「オムニ社」により、管理されている。
その中で、オムニ社は未来型都市「デルタシティ」の建設を計画していた。
都市繁栄のための犯罪の根絶やしを図ることを目指して、オムニ社は警官に取って代わるロボットの開発を続けていた。
ところが、オムニ社の副社長であるジョーンズ(ロニー・コックス)たちによって作られたロボット「ED-209」は、社内におけるプレゼン中にアクシデントをもたらしてしまい計画は白紙状態に戻される。
ジョーンズとは別に独自のロボット開発を目論んでいたモートン(ミゲル・フィラー)はこのタイミングを活かし、ロボット開発に取り掛かる。
しかし、それを実現するためには、ロボットの候補となる人間が必要とされた。
デトロイト市警に配属された直後のアレックス・マーフィ(ピーター・ウェラー)巡査は、同行したルイス(ナンシー・アレン)と警官殺しの指名手配している「クラレンス一味」を追随していたが、カーチェイスの結果、一味のアジトを見つけるが敵に捕まり、一斉に銃弾を浴びて死んでしまう。
犯罪を根絶やしするために、不死身な警官のロボットの計画していたオムニ社は、死んだマーフィの遺体をロボットとして再利用し、彼をロボット警察官「ロボコップ」として復活させる。
想像以上の性能で犯罪を未然に防ぐロボコップの活躍によって、街の治安状態は徐々に改善されてきた。
ところが、ロボコップはかつてマーフィであった頃の思い出の一片に苦しみだす。
ついに暴走し、警察署を後にしようとするロボコップに、ルイスが「マーフィ、あなたでしょ?」と声をかける。
この言葉に動揺したロボコップは、変調をきたしたまま車を走らせるが、偶然、クラレンス一味の一人であるエミールと鉢合わせ、エミール(ポール・マクレーン)はロボコップに対し、「殺したはずなのに!」と言い放った。
急いで署に戻ったロボコップは、エミールの写真からボスであるクラレンスを導き出し、自分がクラレンス一味に殺された「マーフィ」であるという本当の姿を知る。
ロボコップはクラレンス一味が麻薬の取引を行っている麻薬工場に乗り込む。
クラレンス(カートウッド・スミス)を捕まえて、一連の警官殺しの黒幕がジョーンズであることがわかった。
ロボコップは警察にクラレンスの身柄を渡し、オムニ社に向かい、ジョーンズを捕まえようとするが、頭部に組み込まれた「オムニ社の人間には危害を加えない」というプログラムが機能して、ロボコップは身動きが取れなくなってしまう。
ジョーンズは、弁護士を使ってクラレンスを釈放させ、「ED-209」計画を再スタートするために、目障りなモートンをクラレンスに殺害させる。
さらにED-209を使ってロボコップも始末しようとするが、駆け付けたルイスによって助けられる。
ロボコップの始末に失敗したジョーンズは、「デルタシティ」の犯罪利権を交渉条件として、クラレンスにロボコップの始末を依頼する。
クラレンスはジョーンズから強力な武器を受け取り、仲間と同行してロボコップが潜んでいる工場に向かう。
ルイスと共にクラレンス一味を全滅させたロボコップは、再びオムニ社に乗り込む。
ロボコップは経営陣の前で、モートンに送ったジョーンズのビデオ映像を見せ、彼が利権の為に邪魔になって殺害させた証拠をつきつける。
ジョーンズは会長を人質にして逃走を試みるが、会長から「お前はクビだ!」と言ったことにより、ジョーンズはオムニ社の社員でなくなり、プログラムの機能が消滅し、ロボコップはジョーンズを射殺した。
徹底したヒューマニズムが描かれています
主人公マーフィがクラレンスによって、腕が撃ち飛ばされ、頭を撃たれて死んでしまう。
マーフィは、死体なので自分の体が他人に譲渡され、ロボット化されてしまうことは、人の命とか存在して無いように取り扱われる。
けれども、本編が進むと共にロボコップは、マーフィとして過ごしてきた日々を思いうかべるようになる。
それと同時にクラレンス一味に嬲り殺しにされてしまう夢を見てしまい、夢が何であるか?と言う問いを解消する為、いつの間にか独自調査を開始します。
そのうえで自分の正体を知り、麻薬工場でクラレンスも捕まえます。
そのクラレンスから入手したのは衝撃の事実でした。
彼ら一味を裏でコントロールしていたのはオムニ社の重役であるジョーンズだった。
ロボコップはジョーンズの逮捕をしようとするが何故か行なえません。
それは、ロボコップにプログラムされた「オムニ社の人間には手を出すな」です。
このせいで、ロボコップはジョーンズに手を出すことが出来ず失敗。
しかし、ロボコップは諦めなかった。
死ぬ前に相棒だったルイスの助けもあって、クラレンス一味を全滅させることに成功し、オムニ社の幹部が集まる重役会議へ突入。
そこで、ジョーズの悪行を洗い浚いバラします。
追い詰められたジョーンズは会長を盾にして逃亡を図るけど、そこで会長が『お前は首だ!』と言い放ちます。
その言葉によって、プログラムが解除され、ジョーンズはロボコップによって銃弾を浴びて蜂の巣になりビルから転落死。
人間とロボットの間で揺れ動き、もがき苦しむロボコップの姿は「人間とは何か?」を問われているようで、ヒューマニズムを思い起こさせましたね。
マーフィはロボットでもあり人間でもある、心もあるしただの鉄屑ではないと。
しかし、最後その呪縛から開放され、ラストシーンの会長から名を聞かれるシーンで堂々と『マーフィ』と言い、完全に自分を取り戻している事が分かります。
一度死んで自分の意志に反してロボットにされてもなお、人間性を失わず、自分という個性を取り戻す。
カッコイイことこの上ないですね。
本作の一番言いたいことは、このマーフィの発したセリフにすべてが集約されているのではないかと感じる。
オムニ(Omni)と言われると
どうしてもロボコップの製造会社(Omni Consumer Products)
を連想してしまいますけどね。おそらく同じ意味で使っているのでしょうけど、
語呂が悪いし、正直なんかパッとしない気が。オムニセブン・・・。 pic.twitter.com/ugtSy6ZT8L
— 十三 (@HM64YLB36512) 2018年4月30日
80年代のハリウッド映画を堪能できる
リアルタイムで、鑑賞した当時は、現在のようなCGもない状況で、SFXという手法が流行っていました。
今観たら確かにチープ感があるけど、その当時のスタッフの苦労が伺えます。
まだCGを使った時代では無かったので、ストップモーションによるアニメやブルーバックを使わない合成、特殊メーキャップなど、手作り感が伝わってきます。
現代でも十分すぎるほど楽しむことができる作品に仕上がっている。
最近リメイクされたロボコップより、本作の方が好みという方が多いのも分かりますね。
80年代のハリウッド映画は、多くの作品に共通してワクワク感があり、ホントに楽しかった。
それと対照的に80年代の日本映画は、残念な作品が多く、余計洋画に興味をもった時代でもありました。
ハリウッド作品のスパッとした、分かりやすいエンディングに対し、日本映画は、本当に分かりづらく抽象的な結末が多かった。
しかし、近年、その現象が変ってきた。
個人的には、監督の世代交代が大きいと思う。
何だかあんなに明るく楽しかったハリウッド映画が、重く暗いモノに成り下がってしまった。
多くの監督が、日本のアニメに多大な影響を受けた世代のせいか、不必要に主人公の内面を描き、暗いものにしている傾向がある。
それと、表現の制限が多過ぎて、映画全体の面白さが半減したことも大きいですね。
あくまでも、アニメにおける主人公の内面の暗さというのは、日本人でないと理解することは難しく、陽気なアメリカ人に理解するのは程遠いものだと感じる。
リメイクした『ロボコップ』にせよ『スーパーマン』にしても、映像は素晴らしいが、見ていて辛くなるほどの出来であり、私が思うハリウッド娯楽作品ではなくなってしまった。
80年代を代表する娯楽作品として、『ロボコップ』は再評価されているので、未見の方は、これを機会に観てもらいたいですね。
両もも筋肉痛で
ロボコップみたいな歩き方なるふわっふぅ!
今日ゲームしたいな
グラセフでひたすらタクシーだけ
破壊してこうかな pic.twitter.com/WmNzu8TAeq— -RANTIKI- (@RantikiN) 2018年5月5日
まとめ
『ロボコップ』言うまでもなく SF 映画の金字塔だけど、当時はそんな偉大さなど分かるはずもなく、『宇宙刑事ギャバン』に似ていてカッコイイという思いだけだった。
初めて観て印象深かったのが、ロボコップとクラレンス一味との工場における銃撃戦を繰り広げるラストバトル。
それは、どうしてもロボコップがマスクを被らなかったことに納得いかなかった。
ロボコップはなんといっても、顔の上半分をマスクが覆うスタイルがカッコイイのになんでマスクを被らないのか不思議だった。
ロボコップは、全身機械で、人間の顔の前半分が張り付いた状態で戦うことになります。
でも、改めて鑑賞して納得がいきました。
この物語は、殉職したマーフィが自分を取り戻す物語と気づいたからです。
それを考えると、あえてクラレンス一味とのバトルでロボコップがマスクを外していた理由も分かります。
だからロボコップの象徴であるマスクを取って戦う必要があった。
あのマスクの意味が、マーフィの人格の喪失を示すものだったのですね。
これは私の主観に過ぎないけど、そう思うと納得ができる。
過去に印象に残った作品を改めて観ると新しい発見ができるので、おススメです。
『ロボコップ』が観れる動画配信サービス
動画配信サービスには興味があるんだけど、どれも似通っていて区別がつかない。
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他にもやることがあることから、どうしても後回しになってしまう。
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