外国人観光客数も年々増加し、より外国語が必要とされる職業も増えてきました。
それに伴って現在では、小学校から英語の授業がスタートし、多くの学校で短期留学プログラムが取り入れられたり、留学生を受け入れたりという国際的な風習が広がっています。
「海外に興味があるな」「外国語を話せるようになりたいな」と思っている中学生、高校生にぜひ読んでいただきたいです。
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私が高校生で留学に至った理由
私自身、幼いころから外国には興味があり、漠然とかっこいいな~と思っていましたが、留学したいとは全く考えていませんでした。
希望の高校の国際学科へ入学が決まり、楽しい高校生活の始まりだとわくわくしていましたが、期待した程楽しめなかったのです。
そんな時に知り合いから留学の話を聞いて、とりあえず説明会に行ってみることにしました。
内容は覚えていませんが、これが私の人生を大きく変えた出来事でした。
説明会の最後に簡単な試験があり、その流れで留学する方向へ話が進んでいったのです。
そして、その1年の留学経験はとても視野を広げてくれ、自立させてくれ、宝となっています。
海外に少しでも興味がある人は留学とはどんなものなのか、ぜひ話だけでも聞いてみて下さい。
大げさに聞こえるかもしれませんが、その後のあなたの人生に大きく影響することと思います。
高校生のうちに留学することのメリット
わざわざ高校生のうちに留学しなくても、大学に入ってからでもチャンスはあるよ、と周りは言うでしょう。
まだ20歳を過ぎてもいない子どもを目の届かない海外へ送り出すことはとても心配だと思います。
ただ、大学で留学となるとかなり資金と英語力、決断が必要ですし、その目的も求められます。
もちろん勉強は大変ですが、大学と比較すると専門的な勉強ではないためそこまで苦しまないと思います。
少しでも頭が柔らかくて吸収力が高いうちに環境を変えて学ぶ、親から離れて自立するということは人間的な成長をさせてくれますよ。
留学と言っても、1~3ヶ月の短期留学と、1年以上の長期留学があります。
夏休みなどを使った2~3週間の留学や、提携している海外の高校への1~3ヶ月の留学プログラムがある学校は多いと思います。
とても割高ですが、海外が初めての人や長期の留学を考えている人の体験として利用するのはいいでしょう。
ただ、団体で参加のため、日本人で固まってしまいがち。
現地でも日本語を使ってしまい、語学の上達にはほとんどつながらないケースが多いので、旅行の延長というイメージです。
費用はいくらかかるの?
次に気になる費用面です。
留学に必要な経費として一般的には、往復航空運賃、学費、滞在費、食費、交通費などがあげられます。現地での生活費用は日本と同様、月に5万〜8万は必要かと思います。
生活費を除いた費用は、滞在期間、国、支援団体(エージェント)によって幅があります。
留学先をアメリカとした場合で比較してみましょう。
2~4週間 30~60万円
3~6ヶ月間 100~200万円
1年間 150~250万円
これは授業料なので別途渡航費や滞在費等が上乗せになります。
自分の貯金で賄えるとしたら1ヶ月未満になってしまいますね。
1ヶ月なんてあっという間!そこでぜひ知っておくべき情報があります!それは、国や都道府県によるプログラム、そして非営利団体を使った留学です。
<国・都道府県によるプログラム>
文部科学省「トビタテ留学JAPAN!」http://www.tobitate.mext.go.jp/hs/index.html
東京都教育委員会 次世代リーダー育成道場 https://www.tokyo-jisedai.com/about.php
大阪府 大阪国際化戦略アクションプログラム
http://www.pref.osaka.lg.jp/kanko/kokusaika_action/
などなど。ご自身の地域でもきっとあると思うので調べてみてください。
<非営利団体を使った留学>
AFSやYFUなどが有名ですが、ボランティアで成り立つ非営利組織です。
両団体とも発足から約60年の名の知れた団体で、これらを通して留学した場合、学校やホストファミリーはボランティアであなたを受け入れてくれるのです。
実際に私はこの非営利団体を使ってアメリカへ留学し、渡航費、学費、滞在費に掛かった金額は約120万円でした。
約半分の費用で行くことができるということです。
まとめ
高校生の留学支援制度は国や都道府県のプログラム、学校のプログラム、支援団体からのプログラムがあります。派遣国や支援制度、費用などは大きく違うので、自分に合ったプログラムを見つけてください。
日本で暮らしていても家賃や学費、食費、習い事などで月10万円、年間120万円はかかると思います。
それを考えたら、一生のうちの1年を海外で過ごしてみることって案外ハードル低いと思いませんか?
興味のある方は、季節のイベントなども支部単位で開催しているため、そういったイベントに参加するのも第一歩です。
海外からの留学生や留学から帰国した人、これから留学する人と関わることができ、体験談なども聞けるのでより具体的にイメージしやすくなると思いますよ。
(寄稿者:まい)