マインドセット

『社内ニート』のままでいると病んでしまいます

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『社内ニート』って言葉を聞いて、まさにかつての自分を言っていると思いました。

会社にいながら仕事がない状態。

要は社内失業ということです。

結構エグイですよね。

余りにストレート過ぎるので、グサッと胸に突き刺さるような感じを受けました。

東日本大震災があった2011年に内閣府が調査したところ、全国で働いている人の割合で8.5%、465万人に該当する人が社内失業の状態であるという結果が出ました。

この『社内ニート』の定義は、2つに分類されます。

会社の業務に対応できずに能力不足と判定され、仕事が与えられない人。

会社の売上が低迷したことによって、仕事量が大幅に減少し、暇を待て余している人。

私は両方のパターンを経験しているので断言しますが、自分がこの状態であると認識しているのであれば、速やかに次の行動に移すことが賢明です。

何が言いたいのかというと、どうあがいても今のままでは、未来がないということです。

私の実体験から、参考にしていただければ幸いです。

『社内ニート』の実体験

暇を待て余している場合

私の仕事は、売上・仕入の管理及び月次決算の資料作成といったバックオフィスでした。

売上が安定な時期は、日々の流れがテンプレート化しているので、繁忙期と閑散期がわかることから、仕事の調整をしていました。

売上が落ちていくと、当然事務作業が減ります。

1日掛かっていたいた仕事が半日も掛からずに終わってしまう。

最初は仕事をしているフリをして時間を調整しますが、毎日続くとなるとやることがなくなります。

周りの雰囲気も活気がなくなり、無気力状態になってきました。

仕事は楽なんだけど、湧き上がる虚しさ。

このままいけば、間違いなく会社はつぶれる。

わかっていても、とりあえず会社にいれば給料が貰えるので、行動に移せない。

そんな葛藤を繰り返すうちに、関連会社に転属の辞令を受けます。

仕事が与えられない場合

転属先は、これまでの環境とは180度変わり、営業がメインとあって、体育会系の社風。

「努力・根性・気合い」と昭和的価値観を推奨した環境なのでパワハラが横行し、辞める社員が後を絶たず1年中ハローワークに求人を出している状態。

まさに、典型的なブラック企業でした。

私の仕事は、商品の受発注及び在庫管理といった一般事務。

パソコンでの業務がメインで、Windows95が普及する前に作られたと思われる会社独自のソフトウェアを使用していました。

黒い画面に緑の文字といった一昔前のものをいまだに使っていることに愕然とします。

例えば、商品の出荷数を調べる場合でも、通常であれば作成したデータを読み込んでExcelに書き出せば集計できるのに、画面を見ながら電卓をたたいて集計をする始末。

簡単な仕事も効率が悪いので、時間が掛かってしまう。

時代にそぐわないやり方なので、やる気を失くしてしまいます。

当然やる気がないので、ミスを犯します。

上司に叱責をされ、更にやる気をなくすといった負のスパイラルに陥ります。

誰にでもできる簡単な仕事も出来ない状況になってしまい、次第に自分の仕事が無くなっていきます。

毎日、やる仕事を上司に伺い、仕事がない場合は待機状態。

ただ、時間が過ぎるのを待つばかり。

これが毎日続くのは地獄です

図太い神経の人であれば、「楽して金が貰えるからいい」と割り切れると思うけど、普通の神経であればまず無理でしょうね。

心を許せる同僚も皆無で、自分が空気のような存在。

だんだん会社に行くのが辛くなり、吐き気を催すようになります。

生きているのがしんどい。

自殺するわけにはいかないので、誰もが納得できる死に方を求めていました。

例えば、交通事故や心臓発作で突然死といった感じです。

そうすれば保険金もおりて、家族にも迷惑を掛けないで済みます。

こんなことを毎日考えていたら間違いなく、自分が壊れてしまう。

元々人員が足りている状況での配属だったので、余剰人員とみなされていました。

リストラされるのも時間の問題。

このままいても先が見えているので、逃げるように退職しました。

覚悟を決める

中高年で再就職となると、できる仕事が限られてくるというのに、なんで躊躇せずに会社を辞めることができたのか。

それは、副業で「せどり」の経験があったからです。

しかし、現実はそんなに甘くはなかったです。

せどりは、副業でやる分には問題はないのですが、本業でやるとなると状況が変わってきます。

売上を上げるためには、仕入れの数を増やさないといけません。

それに伴い、仕入れた商品を保管するスペースが必要になってきます。

また、出品における手間もかかってきます。

会社を辞めると収入は途絶えるので、極力出費は抑えたい。

そこで「在庫を持たない」「初期費用が掛からない」「利益率が高い」「毎月の定額収入が見込める」といったビジネスモデルに魅力を感じ、アフィリエイトに関する情報をネットで調べます。

そんな時、興味を惹かれた記事に出会います。

その記事には「3ヶ月ブログを書き続けたことによって、アドセンスで月収10万円を達成することができました」と書いており「そんなことって、本当にあるんだ」って興味を持ちます。

早速メルマガに登録し「コンサル生を募集します」というオファーを受け、高額塾に入ります。

この塾では、季節のイベント記事を量産するやり方を教えていました。

主催の彼は20代と若いこともあって、1日に3記事、3ヶ月で約180記事というスピードをこなしていました。

しかし、1日に3記事を書くということは、簡単なものではありません。

ちゃんとした記事を書くとなったら、リサーチをして1記事書くのにだいたい3時間から4時間かかります。

これが3記事だと約12時間となります。

中高年にとって、長時間のパソコン作業はきついです。

また、私自身がクリスマスツリーや花火といったイベント事に全く興味がないことから、記事を書くことが苦痛となります。

頑張っても結果が出ない現実を突きつけられ、失った時間とお金のことを考えてうつ状態となってしまいました。

自分の人生を振り返って、何をやってもことごとく上手くいかないことに、嫌気がさしていました。

そんな八方塞がりの状態の中、メンターと出会い覚醒をしました。

「他人と比較して競争しても意味がない。自分軸で生きる」と決めました。

そうしますと次第に、心に余裕が生じて穏やかになり、ゆっくりと立ち止まりながら物事を俯瞰して見れるようになりました。

その結果、ネットを使って報酬を得ることができました。

こうして私がこの文章を書いているのも、あなたに私と同じように覚醒してもらいたいからです。

まとめ

私の実体験を交えて紹介致しました。

正社員を解雇するには、後々面倒になることから、あえて仕事を与えず放置するのが一番効果があると気付いている企業も多いと感じる。

会社に行って仕事がない程、辛いものはないです。

周りから見放された疎外感。

苦痛と屈辱と絶望感。

とても孤独で、毎日が終わりのない闇の中にいるようでした。

そんな状況でガマンして仕事を続けていても、良いことは何もありません。

会社にとっても不利益ですし、自分も精神を病んでしまっては本末転倒です。

今でもあの状態で、仕事を続けていたらと思うとゾッとします。

現在、コロナ禍の影響によって、企業はコストを抑えるためにAI化を加速し、私のように特別秀でた才能や特技がないごく普通の人たちは雇用を失うという厳しい未来が待ち受けています。

明治維新や終戦と歴史を見ればわかるように、世の中、変わるときは一気に変わります。

なので、否が応でも自分で収入を得るスキルが必須となってきました。

見通しの甘さは命取りです。

これまでの価値観をリセットして、独りで稼ぐことに特化したマインドセットを取り入れることが大事です。

正しい知識を取り入れ、健全な思考を育んでいく。

そうしますと、今よりも鮮明に真実を見極めることが出来るようになります。

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© 2023 名越三郎太のブログ