英語

必見!! 中学英語だけで話せる理由教えます

スポンサーリンク

中学校までの英語教育で、文法、例えば時制については、現在形、未来形及び過去形までは勉強します。

現在、未来、過去のことについて話せれば、だいたいのことは話せることになりますね。

単語についても、日常生活で使うようなだいたいの単語は中学までに学びます。

学校で学ぶ単語だけでなく、今の時代ではだいたいのことはカタカナ英語が使われていますよね。

つまり、中学までの英語で、だいたいの英会話をすることは理論上可能です。

ただし、これはあくまで理論上の話になりますので、詳しく説明していきます。

スポンサーリンク

学校で学ぶ英語と英会話は違う

それではなぜ、いざ英会話となると、挨拶を交わすことでいっぱいいっぱいになってしまうのでしょうか?

学生時代は、進級のため、受験のためでしか英語を勉強しないからです。

授業で先生の言うことを聞いて、単語帳や参考書、試験問題を通じて英語を学びます。テストや受験では、単語の和訳や、長文読解、「(A)にあてはまる単語を入れよ。」というような問題が出ます。

これに対して、「会話」では、相手が存在して、相手の言うことを聞きとり、理解し、また自分の伝えたいことを表現しなければなりません。

残念ながら我々が学んできた英語とは異なります。

状況を想定して英語を学ぶ

ただ、中学までにだいたいの文法や単語は学びますので、それらをうまく使えば英会話は可能です。発想の問題です。

実際に例文を見てみましょう。

いくつかの文章を取り上げてみます。

ここでは、中学生でも知っている単語を使うこととします。

I am busy. 「私は忙しいです。」これは中学生でも言えるでしょう。この文章は文法的には正しいです。

では、この文章はどんな時に使いますか?

仕事中に恋人から電話がかかってきた時に言うと想定しましょうか。

そうするとどうでしょう、I am busy. とだけ言うことが適切ではありませんね。

相手を怒らせかねません。

Sorry, I am busy now. I call you back later.

これでどうでしょう?Sorryを入れて「ごめんね。」と言った上でnowを入れて「(話したいけど、)今は忙しいから話せない」、というニュアンスを出し、更にI call you back later.「後でかけ直すね。」とまで言えれば立派な恋人同士の会話ですね。

これらも中学までで学べる表現です。

このように状況を想定して文章をつくれば中学英語でも英会話は成り立ちます。

ただし、文法的に正しいかどうかだけでなく、礼儀や配慮なども求められます。

これはどうでしょう。

Thank you for your time.

直訳すると、「あなたの時間を(いただいて)ありがとうございます。」となります。ただ、これは日本のビジネス会話で言うところの、「お忙しいところありがとうございます。」になります。これに、I know you are very busy. と付けましょうか。

これらも中学までに学ぶ極めて単純な表現であることが分かります。

未来形を使ってみましょう。

My father will kill me.

直訳すると、「私の父は私を殺す。」となります。

この表現はどんな状況で使われますか?

日本語でも同じ発想はありますね。

テストで悪い点を取った時に「お父さんに殺されるよ。」と言います。

単純な表現です。ただ、英語では主語がmy fatherになるだけです。

最後に、過去形の文章を見てみましょう。

I did not like it.

直訳すると、「私はそれが好きにはならなかった。」です。

ここで注意したいのは、英語で「好きではない。」と言うと、「嫌い」という意味になるということです。

そこで、こう言うとどうでしょうか。

I did not really like it at first. 「私は最初それがあまり好きではなかった。」

reallyを入れることで否定の意味をやわらげているので、「嫌い」までは言っていませんし、at firstという副詞句を入れることで「最初は」と限定しています。

つまり今は好きである可能性が高いことが推察されます。

日本語でも、「最初はあなたのことあんまり好きじゃなかったの。」と言うことがありますね。

逆に言うと、今は多少は好きだということになりますね。

このように、日常生活に使われるだいたいのことは中学までで学ぶ英語を使って話すことができます。時制や副詞句を用いてニュアンスを出すことも可能です。

ただ、どのような状況で使われるかを把握していないと、決して使えません。

あとは、覚えている単語の数は個人差がありますし、慣れの問題としか言いようがありません。

まとめ

私は、中学・高校時代と英語の成績は良かったのですが、いざ英語を話すとなると、最初はまったく言葉が出てきませんでした。

しかし、アメリカのテレビ番組「フレンズ」を英語字幕で繰り返して見るうちに、実際の英会話では単純な文章が多く、単語もどこかで習ったことがあるようなものであることに気が付きました。

中学生がいきなり英語を話せるようになるということは信じがたいことかもしれません。

昨日までランドセルを背負っていた人間に、「目的意識を持って学べ!」というのは無理があります。その意味では教育側にも問題があるのかもしれません。

だからといって、英語が話せないことを学校のせいにだけはできません。

私も中学生時代に、実際に自分が英語を話すような状況を想定して英語を学んではいませんでした。

そして、大人になって英語を再度勉強し直してみて、中学までで学ぶ英語に英会話の重要なエッセンスが多くあるということに気が付きました。

スポンサーリンク

© 2023 名越三郎太のブログ