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『鬼滅の刃』が人気があるのは人の価値観が変わったからです

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『鬼滅の刃』の人気があるのは
令和になって人の価値観が変わった
ことが要因であると感じています。

 

昭和・平成までですと
「自分の夢や目標を打ち出して
それに向けて努力・根性で達成する」
といった価値観です。

 

でも、今の価値観は違います。

 

野望を達成するとか、
一番になるといったことに関して
興味が薄れてきています。

 

そのことから
昔の価値観のままでいる人からすれば
「冷めている」と感じるのだと思う。

 

例えば
「俺の若い頃は出世して人より稼ぐといった
高い目標を掲げてサービス残業にも文句を
言わず日々奮闘していた」みたいに
かなりのギャップを感じるでしょうね。

 

つまり、ギラギラ感がない。

 

これを『鬼滅の刃』と同じ
『少年ジャンプ』でこれまでにヒットした
マンガを比べれば一目瞭然です。

 

『ドラゴンボール』の悟空は常に自分より
強い者と戦うとワクワクするといった
競争意識を持っています。

 

『ワンピース』のルフィは「海賊王」に
なるといった上昇志向があります。

 

それに比べて『鬼滅の刃』は
そういった設定が特に無いんですよね。

 

主人公の炭治郎には
でっかい夢や野望がありません。

 

田舎で家族のために働き
仲良く質素に暮らしていて
何気ない日常に満足をしている。

 

しかし、そんな幸せから一変して
愛する妹が鬼にされてしまったことから
元の姿に戻すためにやむを得ず
鬼を倒すために戦いをする。

 

本人の意思とは裏腹に
今を必死に生きています。

 

そこに先行き不安定な状況に身を置いている
自分と重ね合わせて、炭治郎に親近感を
覚えるのだと感じる。

 

だから
「辛いけど頑張れ!」といった感情移入が
持てるわけです。

 

それに対して
悟空やルフィにはこの感情移入をすることは
難しいです。

 

マンガといえばそれまでなんですが
二人とも思考が普通ではないからです。

 

新しい価値観を持っている人は
良くも悪くも背伸びをしないとというか
挑戦的ではないんですよね。

 

というか無駄な努力はしたくない。

 

つまり、自分とかけ離れている人には
全く興味を示さないということです。

 

例えば
タワーマンションに住んでいるとか
高級外車に乗っているとかですね。

 

「それがどうしたの」と
どこか冷めていて、自分には
関係の無いという思いが強い。

 

まさに悟空やルフィを見ているような感覚。

 

私はメンターの松田豊さんに
「贅沢はしないで、自分の身の丈に合った
生活をする」と言う学びを受けています。

 

「清貧に生きる」といったことでは
ないんだけど、物欲に押しつぶされては
いけないということです。

 

そのことによって、常に人と比べるといった
競争意識が薄れました。

 

多くの人が精神の進化をして
もらいたいものです。

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