現在、世の中が不況とあって、
占いの市場規模が加速度的に
拡大してきています。
まず、占いについて、
「信じるとか信じない」ということを
ごちゃごちゃと言っている人がいますが
そもそも、占いを信じるとか信じないとか
言っていること事態が本末転倒なんです。
それはなぜかというと、どの占いも
いえることですが、その人がどんな
人物であるかを判断をしていません。
生年月日や血液型といった表面的な情報を
パターンに当て込んで占いをしている
からです。
占星術と呼ばれるようなものは、
昔からの統計的データがあって、
性格のパターンを当てはめたりしています。
人は十人十色というように、それぞれ
個性があり、必要とするアドバイスも
当然変わってきます。
それなのに一方的に判断をして、
アドバイスをするのはどうみても
おかしいです。
そこは占い師もバカではありませんから、
相手が納得しそうな言葉を巧みに使いわけ
信用をさせます。
相手が共感を示した部分にフォーカスして
話しを進めていくわけです。
そこで、何も話してないのに、何で自分の
ことを知っているんだろうと錯覚して
しまうんです。
占いとは、口が上手いペテン師が誰にでも
当てはまるようなことを言い、信じさせて
いるだけにすぎません。
誰にでも該当するようなことを言うから
こそ「当たる」というだけの話なので、
信じるにあたいしないわけです。
エンタメとして楽しむ分にはいいですが、
占い師の言うことを真に受けてはダメです。
信じてしまう人は、人生の選択を
自分で決めずにすべて相手にゆだねている
ようなものです。
つまり、自分の人生に責任を持っていない
ということになります。
そのことから、ただ、占いを信じている
人は不幸になってしまうという根拠が
ここにあります。
ものごとを深く考えることができず、
ただ漠然と生きている人にとって誰かの
アドバイスは大きな力になります。
自分自身の軸が定まっていない人は、
アドバイスをしてくれる人がいないと何も
決めることができません。
こういうタイプの人は、自分に都合の良い
アドバイスをしてくれる人を求めています。
しかし、現実的なアドバイスは求めて
いないため、占いに頼るしかないということ
です。
自分自身の選択によって、将来悪い方向に
向かうのではないかと考える人は、
決断ができません。
要は迷いに迷っている人ですね。
ああでもないこうでもないと考えたあげく
結果的にうまくいかなくて自分の選択が
悪かったと嘆きます。
だからこそ占いの力を借りてうまくいく
ことを願ってしまうですね。
かつての自分がまさにその典型だったから
よくわかります。
私も婚活をやっていた時、中々理想の女性に
出会うことができずにいたので、
わらをすがる思いから将来のことを占って
もらいました。
特別占いを信じていたわけではありません
でしたが、自分がどうすれば婚活でうまく
いくかを聞きました。
でも、占い師のアドバイスは、本質を捉え
ていなかったので、的はずれな回答で役に
たちませんでした。
例えば「あなたにはこんな良いところが
あるけど、こうしたらもっと良いですよ」と
いったアドバイスでした。
一見聞こえが良いですが、厳しい現実から
目を逸らさせるアドバイスとも言えます。
他人はあなたの人生に責任を持つことは
できません。
本当に相手のことを考えている人は厳しい
ことも隠さず言ってくれる人です。
占い師があなたの未来や人生を予言して
導けることはできません。
だから、現実から目をそらしては
いけません。
あなたが体験している厳しい現実から、
目をそらさないでください。
そんなことが習慣化してしまうと、周りに
流されてやがて自分を見失ってしまいます。
ぜひ、今の現実を直視し、自分の軸を確立
できるよう成長する心がけてください。
そうすれば、自ずと人生が変わってきます。